何のために起業するのか
「何のために起業するのか」
その問いを、
自分でビジネスをしようとしている人なら
何度も繰り返し考えることだろう。
これは、
半年ほど前お世話になったコンサルタントさんから
言われた一言である。
自分でビジネスがしていきたい。
でも、思うようにいかない。
どうしたらいいのだろうか…。
何かヒントになることはないかと
体験でセッションをお願いした。
その時話していく中でずばっと言われたのは
「それって起業じゃなくてもいいんじゃないですか?」
という一言。
ぐぅの根も出ない一言だった。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+
先生を辞めて
やろうとしてたネットワークビジネスはうまくいかず
でもその自分の過去を否定したくなかったのと
「雇われる」という働き方をしたくなくて
半ば、意地と不安から
「起業したい」
と思っていた私。
そんな私の甘っちょろい考えを
ズバリ見通していた一言だった。
「まずは、お金はもらわなくてもいい。
誰か身近な人に、自分ができることを
してみたらいいと思いますよ。」
その言葉がずっと頭に残っていた。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+
それから数ヶ月経って、
教員の友達にあるオファーを出した。
私が勉強してるISD個性心理学を学級経営に活用してみないか。
という提案である。
ISD個性心理学がどういうものかを聞いて、
「面白い」と思ってもらえたらでいい。
と前置きをして話をした。
私は、
全く知らない人がこれをどう活用できるのか、
どれくらい効果があるのかが知りたい。
また、私が教えたことが
友人にとって少しでも児童を理解する手がかりになればいい。
そう思って、話したところ
想像以上に友達は興味を持ってくれて
「すごく助かる!ありがとう!!」
と言って喜んでくれた。
その姿を見て、
「まずはお金はもらわず、誰かの役に立ってみたらいい」
その言葉を思い出した。
友達からお金はもらってないし、
何かをごちそうになったり、
物品をもらったわけでもない。
でも、その喜ぶ姿と「ありがとう」の言葉に
私自身も満たされる思いだった。
目的は友達から何か見返りをもらうことではなく、
自分がちょっとおせっかいをして
それが友達の役に立つこと。
それがうまくいったから
双方が笑顔になった。
この延長線上にあるのが、
自分が何かの価値を提供して
その結果お金をいただく
ということ
自分でビジネスをしていく
ということなのだ。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+
「起業」する目的は人それぞれだから
何らかの思いがあってその手段にたどり着いたのだろう。
ただそこが、
「会社員が嫌だから辞めたい」
「お金儲けをしたい」
「周りから認めてほしい」
みたいな、
自分にしか焦点が当たらない理由だと
そこは必ず見透かされるし
そんなものはうまくいかない。
うまくごまかせて一時的にうまくいっても
必ずどこかでほころびが表れる。
もし、そこが理由にあるんだったら、
まずは自分と向き合って
自分の心をしっかり満たしてあげること
そっちが先なんだなぁ…と思うよ。
゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+.――゜+
そんな気づきを、
昨日、久々に会ってお話しした。
ワインおいしかった〜♡
そんな気づきを
昨日、久々に会ってお話しした。